ごあいさつ

市議会議員として現在、六期目の議席を預からせて頂いており、感謝申し上げます。

平成11(1999)年に最年少で初当選をさせていただいてから、20年以上が経過をいたしました。当初は極めて厳しい財政難と、それを改善できない市政、さらには多くのずさんな事務執行や、中には法にすら触れてしまう問題も私の指摘で次々と明らかになるような状況でした。

この間、一貫して無所属議員として活動をさせて頂き、政党等に所属することによる制約などでするようなことがない妥協をしない姿勢で議会の議論をおこなって参りました。

今任期の多くの期間はコロナ禍の下での非常事態の対応も多々迫られる中ではありましたが、そうした中でも「行革なき所に政策実現はない!」との当初からの姿勢を貫き、「選ばれるまち国分寺」の推進に尽力して参りました。

また長年の懸案であった国分寺駅北口再開発も、令和2年に駅前広場が完成し、事業完了を迎えることができましたが、これも、木村いさおの議会の議論・提案により150億円の財源を生み出すことができた結果であると自負しております。

また、令和3年には、木村いさおの一般質問での提案により、全ての差別やいじめ、誹謗中傷等による人権侵害を市として明確に否定し、撲滅を目指す「すべての人を大切にするまち宣言」が多摩地区で初めて実現させることができました。

 しかしながら、現在の国分寺市がおかれている財政状況は決して安泰ではありません。あれもやる、これもやる、と言うだけは簡単です。しかしそこには必ず「財源」が必要となります。

一方で、まだまだ先が見えないコロナ禍の下での施策展開の在り方を引き続き模索をしつつ、高齢化が増々進んでいく中での福祉施策や、次世代の国分寺市を担う子育て・教育施策、更には、防災・安全対策や、一斉に老朽化を迎えつつある市内公共施設の更新など、決して避けることができない重要課題も山積です。

聞こえだけは良い、目先の政策だけに終始してしまい、財源の確保・運用のための中長期的な視点をしっかり持たなければ、財政運営はすぐに立ちいかなくなります。そして、そうした視点を持った責任ある議論を進めていくための議会とするべく、一層の議会改革も引き続き先頭に立って推進してまいります。

とかく「改革」を唱える政治家が多い中で、本当に改革を進めている確かな実績がある政治家は誰なのか。未来の国分寺の進む方向を決めるのは今の時代に国分寺市を担われている皆様です。

私、木村いさおは、初心を忘れることなく、引き続き「行革なき所に政策実現はない!」の視点を大切にしつつ、人口減少社会においても「選ばれるまち、国分寺」の実現のために全力を尽くしていく決意です。